『ビスケットとリンゴがドイツ流』
3 月 7日
【世界のビスケットライフ】 『ビスケットとリンゴがドイツ流』 ドイツ発/アデイトさんの場合(前編)

今回は女優としても活躍中のアーティスト、アデイトさん(右手前)にインタビューするドイツでのビスケットライフです。
前回お話を伺ったフランス出身のヴァンソンさん(左奥)もナビゲーターとしてお越し頂きました。ヨーロッパではお隣の国、フランス人もびっくりのドイツ流ビスケットライフ。今回は前後編でお送りするロングインタビューです。
* * *
──アデイトさんがドイツにいたのはどのくらいですか?
7歳から20歳までです。それから日本に来ました。
──ドイツではどんなビスケットを?
ドイツで一番有名な「Keks(ケックス:ビスケットの意)」は『Leibniz(ライブニッツ)』。形も味もこれ(森永ビスケット「チョイス」)に似てるんだけど、色んなアレンジがあって、上にピーナッツがかかってたり、ヌガー(アーモンドとヘーゼルナッツのペースト)が挟んであったり──「Bahlsen(バールゼン)」って会社が作ってて。
ヴァンソン:「Bahlsen」はフランスでも有名なお菓子メーカー。でもフランスではお酒と合わせるお菓子ってイメージが強かった。日本の「柿ピー」みたいに。
ドイツには種類も一杯いっぱいあって、シンプルなバター味のもあれば、ミニサイズのもあったし、アルファベットとか動物の形だったりとか──

でも、私が一番好きなのは『Lebkuchen(レブクーヘン)』。すっごく美味しいの。ニュルンベルクって街で生まれたスパイシーなジンジャーブレッドなんだけど、中身はヘーゼルナッツ、ウォールナッツ、アルモンドと、オレンジの皮のちっちゃいやつ(オレンジピール)と、マージパン──分かります? アルモンドを細かくして砂糖と煮たペースト。それにスパイス、シナモンとかショウガとかコリアンダー。それとハチミツ。
──香辛料を使うんだ、興味あるなぁ。
外側は(乾燥して)固くならないようにチョコレートでくるんだり、砂糖でアイシングしたり、形も星とかハートとかクリスマスツリーとか、それぞれの家に色んな味と工夫があって──日本ではあまりないけど、クリスマスの時期になるとたまに見かけます。
──あ、デパ地下で「クリスマス・クッキー」って売ってるアレかなぁ。ドイツのお菓子だったんですね。
あと、日本でもクリスマスになると売ってるのは、イーストブレッドの『Stollen(シュトレン)』。これは結構堅い。スライスすると上にこういう(m型の)アングルがあって、ナッツやドライフルーツが詰まってるの。
──あぁ、白くて細かい砂糖のかかった……これに似ててすっごく堅いのが外資系のコーヒーショップで売ってますね。
ヴァンソン:ドイツって言ったら、ボクの印象では『Pretzel』。ボクのおじいちゃんがフランスでもドイツ側の方の出身なんだけど、家族で行くと必ず食べてた。

『Pretzel』はあのカタチ……分かります?(輪っかをねじって耳を付けたような絵を描き)こういうの。生地は色んな種類があって、堅めのとか柔らかいのとか──で、焼く前に「Sodium Hydroxide(苛性ソーダ)」に入れてから焼くの。それにお塩が掛かってて……柔らかいのは半分に切って具材を挟んで食べたりもします。
──そうそう、前にヴァンソンさんとも話題になったんだけど、イギリスならビスケットと紅茶、フランスならビスケットとコーヒー。ドイツでは?
ヴァンソン:ビール(笑)?
子供なら牛乳。あのニュートラルな味がビスケットと良く合う。朝ご飯にミルクとビスケットってこともあるし──あとそう、リンゴ! リンゴと一緒に食べるの。口の中でリンゴケーキみたいな味になっておいしい。
──へぇ~! おもしろい食べ方ですね。
ドイツではリンゴをすごい食べるの。買うときも2キロ、3キロ、5キロって。皮もむかないでガブッと3つくらい食べる、一人でよ(笑)。
ヴァンソン:確かにドイツの人はリンゴをよく食べるってイメージあるなぁ。

この「チョイス」や「マリー」もリンゴと一緒に食べてみて。日本の人もきっと気に入るから!
* * *
ひょんなことから発覚した「ビスケットとリンゴ」というドイツ流の口内調味。海外にもこの手の味わい方はあるんですね。
さて、この後はドイツの食文化とお母さんが作るお菓子についてのお話になったのですが、続きは後編で──ビス・バルト!
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管理人ごあいさつ
この度、念願叶って「ビスケットカフェ」をオープンしました、通称マスターです。ここではビスケットが大好きな方々と交流を深めながら、誰もが知っているビスケットの、まだまだ知られていない楽しみ方を共有していくスペースにしていければと思っています。お仕事に、家事に、子育てに忙しいみなさんの憩いの場になれれば──わたしたちは考え、その思いは「ビスケットカフェ」になりました。
キャラクター紹介
「ビスケットカフェ」を経営するバリスタ。子供の頃から焼き菓子全般を好み、お菓子の家に本気で憧れていた。2時の休み時間はキャラメル・エスプレッソと『マリー』で一息つくのが日課。美味しいだけじゃないビスケットの魅力を広めるためにカフェを開店したが、実はまだそれほど詳しくない。
担当:世界のビスケットライフ
ビスケットカフェでアルバイトをしている自称・絵本作家。自他共に認めるビスケットおたくで、チョコペンを使った『DEAR』の表情アレンジは芸術家レベル。イライラ防止にマンナでカルシウムを補う健康志向の27歳。
担当:ビスケット文化部
マナの「早耳レポ」
ビスケットカフェの常連。最近、ビスケットの栄養価と食べやすさに興味を持ち始め、効率の良い携帯食品としての可能性を独自に研究している。憧れは「ちびっ子たちのファッションリーダー」になること。自称・コピーライターだが、本業は声優。
担当:鈴村健一の「しりとりコピーで10,000人♪」







コメント (4)
はじめまして

うちの夫もドイツ人なのですが、ビールとビスケットはよく食べていますね。お国柄が出ていてとても面白いですね
投稿情報: おさち | 2008/03/27 09:35
このブログ、普通にコメント出来るんですね。
次回も楽しみにしてます!!
今、初めて気づきました…
某グルメなマンガに「口内調味は日本独自の文化」って書いてあったので、ドイツに似た食べ方があるとはオドロキです
投稿情報: | 2008/03/27 12:31
おさち さん>
ウチのお客さんで愛媛県出身の方がいらっしゃるんですが、彼女は「ビスケットにはオレンジジュース」派ですよ。
12:31ご投稿さん>
そうなんです。これからも是非ぜひお気軽にコメント下さいませ。
「ドイツ流口内調味」、これはわたし自身、驚きの事実でした。やはり海外諸国のことは、そこで暮らした方々に直接話しを聴かないと解らないものなんだなぁ~、と感じました。
これからも様々な国の方々にインタビューして参りますので、どうぞご期待下さい!
投稿情報: マスター | 2008/03/27 14:13
シュトーレンもプレッツェルも大好きです!
ドイツに行った時に食べてとってもとっても美味しくて大好きになりました(^▽^)
素朴でいてしっかり味のあるお菓子。日本でも結構美味しいものが食べられますし。
ケーキは食べるけど甘いお菓子は苦手なんですが、ビスケットってちょうどいいのかも知れませんね。
ビスケット開拓してみます(^^)/
投稿情報: ユカ | 2008/11/03 01:22